リスさんの主訴(51才)

肩こり、背中がバーンとする(仕事前)、味覚が遠い、みぞおちがギューっとなる(考え事をすると。)

その他の症状

呼吸が止まってる感じ、血の巡りが悪い感じ、夜に3回目覚める(背中の違和感、肩痛い)、便がスッキリでない、ガスがよく出る、足の冷え(夏も気になる)、ここ10年生理の一週間前に体全体が痛くなる、冷え性で食器を洗うとき夏でも水で洗うと頭にキーンとくる。

日常生活で困ってること

・仕事に行く前に背中の違和感を感じる。

・7年前に不安障害で入院した時と似た症状が出てるので気になる。

・ずっと不調。

・食べなきゃいけないから食べてる。味覚が感じ取れないと人生が楽しくない。

初回にリスさんのカラダを診て感じたこと

・まずは全体のコリと胃腸の状態を改善する治療が必要だと思いました。カウンセリングで背中の違和感の話を聞いていると、これは胃腸が関係してる感じかしたので直接背中の治療もしますが、胃腸に繋がってるツボも使って背中の改善をしたいと思いました。

・味覚は胃腸を整える治療とカラダ全体を整える治療をすることで、変化をみていくことにしました。

・仕事の前に症状が出ているので、仕事の話も聞きたいなと。

・他にも肋骨の下のコリ(季肋部・きろくぶのコリ)がしっかりあったのも気になりました。ここはストレスがある時に出やすい反応なので、体の治療と一緒にリスさんの考えてることや気持ちもおしゃべりが出来たら良いなと思いました。

治療頻度と症状の変化

・7日おきのフルコース治療×4回。

・14日おきのフルコース治療×6回。

・これ以降、メンテナンスのための治療フルコース。

1回目の治療

上記の症状

2回目の治療

・夜に目覚めなかった。眠りがそんなに前よりも気にならない。

・焼き肉を食べたいと思った。味覚は遠い。

・家族とウニ丼を食べに行った。味がわからなかった。

・ガスが減った。

3回目の治療

・背中のこわばりはあるけど、バーンと覆いかぶさってない。

・寝れてる。気持ちいい。

・コーヒー、ビールを飲んだ。

・ガス減ってる。

・セルフお灸をやったら良い。温まるのがわかる。

・前よりも味覚いいかも。半分くらい感じる。

・(現在夏)水でお皿を洗っても大丈夫だった。

4回目の治療

・肩が朝スッキリしてる。

・ビールを一本飲んだ。美味しいというより、喉が欲しがってる感じ。

カフェオレも飲みたいと思った。味覚の遠さが6/10くらいある。

・すぐにお腹がいっぱいになる。

・みぞうちがギューとするのがない。

5回目の治療

・胃が硬くなるのが精神的なものから来てると気づいた。不調が減ってきたからしっかりわかってきた。

・ウニ丼に再チャレンジした。美味しかった。

・アイスコーヒーを思いのまま朝に飲んでみた。

6~9回目の治療

精神的にストレスがかかる出来事があり、リスさん言うには「キャパを超えた。」時期です。↓

・背中が痛い×2。

・胃が硬いのが自分でわかる。

・とりあえず食べてる感じ。あまり食べれない。

・喉と鼻の奥が詰まって、クンクンする。

・梅干しの種が喉に詰まってる感じ。

・肩がバーンとしてる。

・みぞうちギュー。

・だんだん食べたい気持ちが出てきた。

10回目の治療

・そんなに調子悪くない。

・美味しくご飯を食べれてる。

・肩の痛みは半分は良くなった。

・鼻の症状あり。

11回目の治療

・胃の状態いい。

・美味しく食べれる。

・背中ほとんど気にならない。

・みぞうち大丈夫。

・鼻の症状あり。

12回目以降の治療(メンテナンスとしての治療)

・疲れると→背中のコリ、胃の症状が出やすい。

・転倒して手を痛めたり、痔の症状が出たり→その都度治療。

治療経過から感じること

実際に治療をしてみて、リスさんは背中の上が(肩甲骨と肩甲骨の間)いい治療ポイントでした。

私がリスさんの背中の上に触ったりお灸をしても、リスさんは「感覚が遠い。感じない。」という表現の仕方を当初していました。これを聞いて思ったのは、リスさんはいろんな症状は出ていますが、背中をラクにすることで全体的に良い結果が出てくるんじゃないかなと。結果的にそうでした。胃を改善する治療もしっかりやっています。

リスさんはストレスが胃に出やすいタイプなので、逆にいうとふだんからセルフお灸などで胃をケアすることで健康の土台を作れますし、胃の不調が起きたときはそのサインをしっかり受け取って、ストレスとうまくやっていくことが健康の秘訣だと思います。

リスさんは明るい方で、相手に気を使わせずに気を使えるという才能をもってるので、良い悪いではなく無意識的に気を使うことが多い方だと思います。なので気疲れが起きやすいかなと。

なので気を休めれるような一人の時間や、全てを忘れて何かに没頭できる時間があると、日常のいろんな出来事とのバランスを取りやすいのと、リスさん自身から元気が湧いてくると思います。

リスさんは体調が辛かった当初は、息子さんに背中のお灸をやってもらっていました。お灸って体にいいだけじゃなくて、それとない、ちょうどいい距離感のコミュニケーションも生んでくれるので、ぜひこれからも良い感じでお灸を活用してくださいませ!

リスさんはサウナ仲間でもあるので、ぜひまたサウナで自律神経を整えにいきましょう!

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