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パニックは突然に

私がパニックになったのは27歳のとき。(現在39才)当時はりきゅう学校に通っていて、勉強にバイトに恋愛に充実している毎日でした。

そんなある日、「こわい!」というなんとも言えない強い恐怖感に突然襲われたんです。この恐怖感は今まで経験したことがないものでした。

気が狂いそう、発狂しそう。この表現が一番当てはまると思います。

この恐怖感と同時に激しい動悸、冷や汗、いても立ってもいられないソワソワ感が私を襲いました。

この恐怖感はとても強く、なにか他のことを考えて気持ちを紛らわす余裕は一切ありませんでした。

コントロールが出来ない状態なんですが、それでもどうにかこの恐怖から逃れたくてリビングを行ったり来たり、ぐるぐる歩きまわっていました。

近くにいた母親が突然変になった私への対応に困っていました。

まさか私が精神疾患になるなんて!

これは明らかに精神がおかしいと思ったのと、症状がまた出るのが怖くて次の日にすぐにメンタルクリニックを探しました。

ここで困ったのが、どこの病院も予約がいっぱいで診てもらえないんです。何ヶ所も電話をしてやっと見つかりました。一人で行って発作が起きるのが不安だったので、友人に付き添ってもらいました。

診断名は、「不安神経症・パニック障害。」


まさか私が精神疾患になるなんて!自分とは遠い世界だと思っていたのに!まさか、まさか、、、。ショックでした。

でもこんな気持ちよりも、「この恐ろしい症状をどうにかできるなら何でもいい!早く薬を飲んで良くしたい!」この気持ちの方が強かったですね。

夜のパニック発作との戦い

昼夜関係なく襲ってくる恐怖感と発狂感。特に私の場合は夜に発作が起きることが多くて、本当に夜がイヤでした。

夜になるとソワソワの予兆があって、発作が起きるのがわかるんです。わかってても逃げられない。どうすることも出来ない。薬を飲むんですがなぜか効かないんです。

「薬がダメならどうしたらいいの!」気を紛らわそうとしてもやっぱりムリで、よけい気にするせいか余計にソワソワ。

夜はこんな感じだったので寝つくのはいつも朝でした。このため学校に午前中から行くのが本当にしんどかったです。

そして状態はさらに悪化。

最悪なことに授業中も発作が起きるようになりました。私の場合はシーンとする静かな空間がダメで、ソワソワしてくるんです。こんな感じなので授業を抜け出すようになりました。

ここで助かったのは通っていたのが鍼灸学校だったので、体に対して理解があり友人も先生も優しかったことです。体調が悪いときは人の優しさが心にしみます。側にいてくれるだけで少し安心できる。この少しの安心感のありがたさを経験できたことは今もプラスになっています。

薬が効かない、副作用が辛い!

今思えばおかしい病院に通っていました。私は薬について何も知らない素人です。なのに初診時に先生が分厚い薬の資料を見せて、「どの薬がいいですか?」と私に聞きました。もちろん何もわかりません。当時若かったこともありこの病院の違和感に気づきませんでした。

薬を飲んでも症状が抑えられず、どんどん強い薬になっていきました。

そうこうしているうちに、やっと効く薬に出会えました。でも薬って難しいですね。今度は副作用が出はじめました。体が重い、だるい、眠い、動きたくない、やる気が出ない。何もしたくない。朝が辛い。

それでも発作が出るよりも何倍もマシなので、薬はしっかり飲んでいました。そして大事なお守りとしていつも肌身離さず必ず持ち歩いていました。

鍼灸師なのに具合悪くなっちゃた。

当時の私はパニックにかかってることを人に言えませんでした。鍼灸師は絶対に健康じゃないといけない。100%健康じゃないといけない。自己管理ができてないなんて恥ずかしいこと。この気持ちが強くありました。


他にも「このまま治らなかったらどうしよう。」という、焦りと不安もありました。ネットの掲示板を見ると10年たっても薬をやめられない人や、飲んできた薬の名前をバーっと並べてる人、働けなくなってる人たちのコメントが書いてました。

良くなってる人の情報よりも明らかに悪くなってる人の情報が多くて、自分も同じになる予感がしてとても恐かったです。

また人と比べて気持ちが落ちこむことも多く、嫉妬、怒り、悲しみが渦巻いていました。テレビに映ってる芸能人や近所を歩いてる人にすら、リア充に見えて嫉妬していました。こういいう自分も本当に嫌でしたし苦しかったですね。

ただこの一方、具合が悪くなることで人に優しくしてもらえる居心地の良さも強く感じていました。自分を大切にしてもらえる、甘えられる、心配してもらえる、優しくしてもらえる、自分にスポットが当たる。

今思うと私は人に甘えたり、自分を大切に扱ってほしいという気持ちが心の奥にあったんだと思います。

はりきゅうって効果あるんだ!

薬はずっと真面目に飲んでいたんですが、副作用もありましたしソワソワ感がなくならず、下手すると発作が起きる感じが続いていました。

そんな私をみて鍼灸師の父と母が治療をしてくれたんです。(実は祖母・父・母が鍼灸師。)すると今まで出てた症状がだんだん出なくなっていったんです

これは正直驚きでした∑(゚Д゚)


小さい頃から身近にあった鍼灸がこんなに良いということをはじめて実感しました。

ちなみにどんな風に良くなっていったかというと、それは徐々に徐々に良くなっていった感じです。

「昨日の夜はソワソワしたけど気づいたら朝まで眠れた。」という感じから、「ソワソワしそうで怪しかったけど、そんなにソワソワしないで朝まで眠れた。」という感じになり、

「昨日はほとんどソワソワしないで眠れた!」こんな感じで段階を経て少しづつ良くなっていきました。

他にも気になってた異常な寝汗や首コリなども気づけば良くなっていました。「鍼灸がこんなに効果があるならもっと早く治療をやってもらえばよかった!」父と母のおかげで、半年という速さでパニックの恐怖から抜け出せたことにとても感謝しています。

はりきゅうを信じてなかった鍼灸師。

あなたはこの話を聞いて、「どうして鍼灸師の親がいたのに、もっと早くに治療をしてもらわなかったの?」って疑問に思うかもしれません。

実は私は鍼灸の勉強をしていたにもかかわらず、鍼灸一家で育ったにもかかわらず鍼灸に対してかなり半信半疑だったんです(笑)信じてなかったんです!子供の頃から母にお灸をしてもらい、ピンチなときは助けてもらっていたのに!

私は昔から西洋医学が病気を治してくれると強く信じていました。そして科学的な根拠がハッキリしていない東洋医学を信じられなかったんです。

「気」がうんぬんと言うはりきゅう治療は、正直怪しさしか感じられませんでした(笑)このため当時鍼灸学校では、西洋医学的なハリ治療を中心に勉強していました。

でも自分のパニックが良くなった経験から、鍼灸の科学的な根拠うんぬんよりも「鍼灸は効果がある!」という事を知りました。また東洋医学の理論を使った鍼灸治療は自律神経や内臓、メンタル疾患の改善に合っていることも身をもって知りました。

自分が不調になったことで自分と同じような不調の人は、どんな治療が合っているのか?どんなところに治療ポイントを置いたらいいのか?どんな治療やケアが必要なのか?これを実体験から勉強させてもらいました。

不調の回復期は失敗の連続!

パニック発作がだんだん良くなってくると、もともと好きだった旅行に行きはじめたり、やりたいことにチャレンジしはじめました。ただまだ本調子ではなかったので山あり谷ありでした。

例えば友人と行った温泉旅行では、冬の露天風呂で猛吹雪になり、大きい風の音が「ビューっ」っと唸ったとたん、今まで出なくなってた発作が急に復活しそうになって焦ったり。

飛行機に乗るとソワソワするので、紛らわすためにお酒を飲んで乗ったり。でもそのあとお酒のせいでソワソワしたり(笑)

他にも調子が良くなってくるとパニックだったことを忘れて、食べ過ぎたり飲みすぎたり、夜中まで遊んだり、、、。
ムリが祟ってソワソワが出てきて「まずい!」と焦る( ̄O ̄;)こんなことは何度もありました(笑)

こんな感じで失敗を繰り返しているうちに、自分に合った過ごし方がなんとなくわかってきて、この結果薬に頼ることが減っていったんです。
今までは薬を忘れて出かけると焦って取りに帰ることもありました。それが薬がなくてもだんだん平気になり、外出中も薬のことを忘れて楽しめるようになりました。

そして今の私はパニックになる前と同じような生活をしています。いやっ!もっとムリをしない自分に合った生活をしています。(たまにやらかしますがw)

一人で飲みにもいくし、飛行機もお酒なしで乗れます。(飛行機、苦手ですけどw)

カフェインが入ってるコーヒーも飲んでいますし、夜も安心してぐっすり眠っています。静かな場所も大好きです。自由にふらっと出かけたり、やりたかったことにもチャレンジしています( ´ ▽ ` )ノ

この話からもわかるように回復期は山あり谷ありで体調をよく崩していました。

私は回復期は体調は崩すものだと思っています。これで正解だと思う!なぜなら回復期はチャレンジのときだから。チャレンジに失敗はつきもの!そしてこの失敗こそが自分の体と心と「どう付き合っていくか?」という大切なことを教えてくれます。

私の自律神経が乱れた原因。

あなたは不調になった原因はなんだと感じていますか?自律神経が乱れた原因はなんだと思いますか?

私自身は我慢とムリが根本的な原因だったと思っています。

当時わたしは学校で勉強をして、バイトをして飲みに行って遊んで、毎日4時間睡眠が当たり前でした。なので不摂生で自律神経を乱してパニックになったのかなと思っていました。確かにこれも原因だと思います。

ただこの原因を作ったのは自分の心だと思っているんです。

私は「忙しいことが充実してること!」こういう考え方を心の奥底にもっていました。もっというなら忙しくないのは何もしていないこと、怠惰、恥ずかしい、ダメな自分、人になんか思われる。こういう考え方がありました。

これって自分の心と体に負担がかかりやすい生き方です。体に影響が出てもおかしくありません。私は自分の生き方を振り返るとムリと我慢を溜めこむ生き方をしてきたな。とつくづく思います。

どうして薬だけで改善しなかったんだろう?

当時を思い出すとパニックもそうですが、他に出ていた症状も明らかに自律神経が乱れ、交感神経が異常に働いている状態でした。

私の交感神経の症状↓
・パニック発作。(強い恐怖感、動悸、冷や汗。)

・すごい寝汗。(3回は着替えが必要。無意識で裸で寝てたときも何回もある。)

・首肩の異常なコリ。(ゴキゴキするのは当たり前、辛くていつも揉んでいた。)

・トイレで30分かかっても出ない便秘、というか糞詰まり。(汚い話ですが、イメージ的にテニスボールくらいの便が肛門に詰まっている感じで、硬くて、大きくて、出なくて辛すぎて、どうしたらいいかわからず、トイレの中でたくさん水を飲んだり、割り箸でつついて出したこともあります。)


パニックになった経験から私が思うことは、薬はとても大切でしたし、なくてはならないものでした。ですが薬だけで自律神経を改善するのは難しいんだなと。症状を一時的に対処して助けてくれるけど、改善していくのは難しいんだなと。薬だけでうまくいく人もいますがダメな人もいるんだなと。


この異常になった状態でも元の正常な状態にもどしてくれたのが、はりきゅう治療でした。自律神経は体のいろいろな臓器とつながっていて、働きをコントロールしています。このため自律神経が乱れるといろいろな不調がでてきます。

鍼灸師になってわかったことは、自律神経の乱れてる女性が本当に多いということ。そして改善しない不調は、自律神経にアプローチすることで良くなる可能性が高いということです。