Mさん(33才)

Mさんは対人恐怖症で、人と接するのが不安で治療にもドキドキしながら来てくれました。同じように不安障害の方や人と接すると緊張しやすい方に読んでいただきたいです。とても詳しく書いてくれています。

Mさんのおもな症状。

パニック、冷え、歩いたときの変なのぼせ、毎日の頭痛、肩コリ、胸が張ってブラジャーが出来ない、過呼吸、便秘、マスクをしないと歩けないなど。

〜治療体験記〜体調を崩す前の私。

体調を崩す前の私は中学まで陸上をやっていて元気だったんです。思い返すと高校から、体調が悪くなりはじめました。田舎だったため高校は下宿をしながら、親元を離れて通うことになりました。進学校だったので勉強が多くて大変。そして今までは陸上でカラダを動かしてストレス発散していたのに、それも出来なかったり。下宿に帰っても話す人もいない。こういうことがキッカケで、少しずつ体調が崩れていったのかな?と思っています。

何かおかしいぞ?

今でも覚えています。ある日、友人の家に遊びに行こうと思って横断歩道を渡ろうとしたんです。それが横断歩道が渡れないんです!どうしても渡れないんです。車に乗ってる人や、
横断歩道の人の目線が恐くて。顔や脇から変な汗が出てきて、2、3回渡ろうとチャレンジしたんですが、結局渡れずに下宿に引き返しました。

こんな調子だったので高校時代は気力を毎日使いはたしていて、体重もガリガリになりました。スーパーや、コンビニに買い物に行かないといけない用事が、当時は本当に大変でした。

神経クリニックへ。

大学に行くようになった頃には「自分は精神疾患かな?」とさすがに思い始めていたんです。本でも自分の症状を調べましたし。そんな中、大学の健康診断がキッカケで神経クリニックに通うことになりました。

感じた薬のメリット、デメリット。

神経クリニックでは、薬で動悸が減ったりと改善していったんです。ですが、今度は薬が手放せなくなりました。薬がないと心配で出かけられなかったり、薬を忘れてカバンに無いのがわかると、取りに帰ったりと大変でした。

そして薬なんですが飲んでいると主症状は治まるんですが、いつも精神的に不安定で変にハイテンションだったり、逆に次の日落ち込んだり、薬に踊らされてる感じでした。

漢方との出会い。

こんな状況が高校から30歳を超えるまで続きました。体調も大変でしたが、親との関係や友達を気分で失いやすかったり人間関係も大変でした。この状況をなかなかわかてもらえないですし。こういう中でもやっぱり良くなりたくて、コリも強かったのでタイ古式マッサージや整骨院、リフレクソロジーなどに頑張って定期的に通っていました。

頑張っていた頃、良い漢方の先生と巡り合うことが出来たんです。そこで私は漢方を飲み始めました。本格的な漢方です。

薬との闘い。

この頃。実は今まで飲んでた西洋薬をやめたいと思っていたんです。病院の薬は「種類を変えるだけで、治んないじゃん。」という気持ちがあったんです。

漢方を飲みながら西洋薬を外していったんですが副作用がひどく出て、家から出れる状態じゃなくなりました。光も見れなくて、お風呂の光もだめで暗闇の中で数ヶ月過ごしていました。

1年くらいして徐々に回復していき少し元気になった頃、「漢方は東洋医学。なら鍼灸も東洋医学だから効くはずだ。漢方との相乗効果を狙いたい。」ということで鍼灸院に行ってみよと決意したのでした。

鍼灸院を探す。

まず、ネットで鍼灸の効果や精神的なものに効果があるか?を調べました。だいぶ調べました。その中でも鍼灸をやってみようと思った大きなきっかけの1つに、あるサイトで鬱になった人やパニック障害の人は、発作を起こすと筋肉が収縮して筋肉がそれを覚えている。というものでした。

一生懸命飲んでる精神疾患の薬は脳に効く。治らない人は脳以外にアプローチする必要があると。私は「絶対これでしょ!!」と共感しました。こんな感じで鍼灸の効果に納得してから鍼灸院を調べ始めたのでした。

鍼灸院は女性の先生が良いなと。精神疾患にいいところを探していたので、美容鍼を一緒にやっているところではなく、鍼灸治療だけやっているところを気にして探しました。あと痛いのはイヤだったので、痛くない、熱くない治療ということで、クリアはりきゅうに決めました。

頑張って取った予約。

私にとって電話予約はドキドキでして頑張りが必要です。電話をしながら赤面します。「電話の人が高圧的な人だったらどうしよう。ショック死しちゃう!」そう心で思いながら、本番の電話で会話が止まらないようにシュミレーションをしてから電話をしました。

その甲斐があって本番の電話は汗をかきながらも頑張って、予約することが無事出来ました。

治療当日。

何されるんだろう?はりきゅう院ってどんなところだろう?ピンポーンってしたら、HPに出てた女の人と同じ人が、ちゃんと出てきてくれるかな?イレギュラーに弱いので、こんなことを頭でグルグル考えながら、ドキドキとはりきゅう院にたどり着きました。

インターフォンを押したら、HPと同じ女の人が出てきてくれて安心しました。鍼灸師さんは写真で見るよりも小柄で威圧感を感じなかったせいか、思ったよりも緊張の方は大丈夫でした。

鍼灸院はマンションの部屋の一室でした。初めての場所が苦手なのですが、変に緊張するとか馴染めない感じはありませんでした。お灸が飾ってあったり、お灸を愛してるんだなー。と感じました。あと、THEはりきゅう!という感じのツボの人体図が壁にはってあったりして、心地よさとガチさが良い具合にコラボレーションしていました。

治療スタート。

着替えの時にはりきゅう専用の治療着に着替えたんですが、はりきゅう院なのにショーツ以外は脱ぐことに初めはビックリしました。背中の治療をしやすくするためでした。治療室には整骨院みたいに、遠赤外線の機械もそろっていました。行き始めた頃はまだ寒かったので足が暖かくて良かったです。

まず率直に思ったこととして、最後まで話をちゃんと聞いてくれるんだということ。症状の1つ1つを治療に使う情報として聞いてもらえてる感じがしました。精神科の病院に行っていた時は、1~10まで気になる症状を全部聞いてもらえず、「どうして私の治療が出来るんだろう?」「私のカラダのこと、わからないんじゃないのかな?」と思ってしまうこともありました。なので今回自分の症状を話せたことはとても良かったです。

体幹バランスがどれぐらいとれていて、歪みなどないか?をチェックする検査をしました。ビシッ!と体幹が整っていれば、歪みにくくて逆にフラフラしてると歪みやすくて、肩コリなどの原因になることが多いということです。

治療前は体感がフラフラだったんですが、治療後まさか ビシッとしました!ビックリ!ソフトなハリとお灸だけの治療なのに。こんな感じで続けてるうちに、私の肩コリは改善に進んでいきました。

初めての脈診。

聴診器じゃないんだ。本気で私のカラダみようとしてる!と本気の治療が、嬉しく思いました。

本気な腹診。

私の場合はお腹を触られるとくすぐったかったです。こんなにくすぐったがる人は、あまりいないみたいです(笑)それでもくすぐったさとは裏腹に、お腹からカラダの情報がとれるんだ。私こんな本気な治療されたことない。いい治療に当たったゾ!と嬉しい気持ちが湧いてきました。

口で言っただけじゃわからないカラダのことを、触ってわかってくれる。これも嬉しかったです。

ハリとお灸の初体験。

お灸は薬局で売ってるお灸じゃくて、指でヒネヒネして作ってるんです。とてもとても小さい三角の形。スゴイと思いました。お灸は熱くなかったです。

本番のはりきゅう治療に入る前に私の目に見えるところで、手にハリとお灸を試しにやってくれます。「こんな刺激です。」ということを教えてくれます。こうな風に初めにハリとお灸の説明あるので、安心して治療を受けられました。

背中のお灸がスキになりました。はりきゅう治療をやり始めた2~3回目までは、背中に「バー!」と何かを感じて気持ちがリラックスしました。

そして症状として胸がはってつけられなかったブラジャーも、「もしかしたら、ブラジャーつけれるようになるかも!?」というくらい、背中から胸まわりがラクになるような効果を感じることが出来ました。

夏も裸足になれない。

夏の日中の暑いときも裸足でいれませんでした。靴下を脱ぐと爪先から冷えてきて、足首ふくらはぎと冷えて、最後に体の深部まで冷えはじめるんです。そこから手も冷えて同時に汗が出ました。いつからこの状態だったか思い出したんですが、10代~この冷えの症状は始まっていました。だから生理痛がひどいのも自分で納得です。でも今年の夏は違いました。

今年の夏に実家に帰ったとき靴下を脱いで裸足になっていたら、母親に「脱ぐと冷えるよ。」と言われまして、「いや~暑いんだ~。」と私言ったんです。そのとき気づいたんです。私、自然に靴下を脱いでいたんです!私のカラダは、だいぶ変わっていました。

治療効果。

はりきゅう治療を初めて最初の5回くらいは、背中のお灸の気持ち良さがすごかったです。なので全部背中の治療でもいいと思ったほどでした(笑)背中がラクになると精神的にうつむいていた気持ちが、もっと堂々と顔を上げて前を向いて外を歩きたい!という前向きな気持ちになりました。

初回の効果としては今より症状もひどかったせいか、「コレが良くなった!」というのはわかりませんでした。ただ治療中に背中のお灸が気持ちいい!というこの実感が、私の探していたのはコレだ。コレなら治るかもしれない。という気持ちにさせました。

そして2回、3回と治療回数を重ねるにつれ、治療効果を感じるようになりました。その中でも治療後にふとももが暖かくなる。というカラダの変化を感じて、これは効いてるなと思い、マジメに通おうと思ったのでした。

セルフお灸

頭が痛かったり、めまいがすると、必死で午前中に自分でセルフお灸をしていました。そうすると少し時間がたった午後から良くなるので「あれ?お灸で効いたのかな?」という感じだったのですが、継続してお灸をやっていくと、お灸をする時としない時の違いに気づくようになりました。

例えばカラダがだるくてお灸をやらないと、お灸してた時の方が血流良くなって頭痛やめまいが紛れていたなー。っていう違いを感じるんです。セルフお灸は、カラダ全体の免疫を上げ続けている感じがします。以前は頭痛の時には薬を飲んでいたんですが、今はお灸で何とかなっています。

良くなった症状のまとめ

はじめの治療のときに私がカウンセリングで「辛いです。」と訴えていた症状です。先生とおさらいしました。

・冷え
・歩いたときの変なのぼせ
・毎日の頭痛
・肩コリ
・胸が張ってブラジャーできない
・過呼吸
・便秘
・マスクしないと歩けない
・生理前に手が冷えてガチガチする
・尿のはけ悪い
・むくみ
・消化不良
・喉乾く感じ
・すごく食べたくなる
・排卵日の汗
・生理のときのレバー状のかたまり
・生理の量多い
・生理痛
・歩くのやっと

この訴えてた症状が今はどうかな?と思ったら、改善してました!「あまり変わってない。」なんて思っていた私のカラダは、少しづつ改善してくれていました。この改善した症状について、思い出しながら振り返りたいと思います。

のぼせ

歩いたりしていてカラダ全体が温まるならいいんですが、私の場合は首から上が暑くて、お腹や手足は冷えているんです。顔からは変な汗がしたたり落ちて、髪が汗でくっつきます。顔だけ暑い!変なのぼせがあったんです。これも改善していました。

今は歩いていたらカラダが全体的に温かくなります。手も足もほわっと温まって、全体的にいい汗をかいています。

頭痛

頭痛がひどいと、当たり前に薬を飲んでいました。1日に3回飲んでいいなら、飲んでいい回数ギリギリ3回飲んでました。こめかみが「ズキズキ」痛い。そんな時は薬か半身浴か、少し動いてみたり。それでもダメなら横になってしのいでいました。

台風が来たり天気が悪くなると特に痛くなりやすかったんですが、今はちょっと痛いかな~。くらいですんでいます。薬は飲んでいません。頭痛は改善に向かっています。

鉛の肩こり

なまり(鉛)がある感じの肩コリが辛かったです。肩コリが悪化すると吐き気、胃痛もありました。そして目も疲れるような肩コリ。また肩コリに頭痛がセットになると、頑固な肩コリになりまして、マッサージをしても何をしてもダメでした。

現在は肩コリのレベルが下がりました。前が100の肩コリレベルだとすると、今は40~50で半分以下になりました。肩コリを感じた時は歩いたり、ちょっと自分で何かすれば良くなります。吐き気や胃痛も最近はありません。

肩こりでブラジャー着けれない

肩コリでブラジャーも出来ませんでした。つけるのがイヤ、イライラでした。そこで私はニプレスをしたんですが(※胸に貼るシール状のもの。)かぶれたりします。やっぱりニプレスだけだと気になります。胸なければいいのに。男に生まれればこんなので悩まないのに!と本当に思っていました。

今はというと、はりきゅうを始めて何回かしてからブラジャーしてもいいかも。という時が多くなってきて、前まではブラジャーをつけていた頻度はほぼゼロ回でしたが、今では出かけるときは必ずしています。ブラジャーが出来ると本当にラクです。

人の目線が気になるという精神的な症状もあったので、ブラジャーがつけれない時はより目線が気になりました。今は下着をつけて歩ける安心感があります。

マスクとパニック

はじめての場所、緊張する場所、気持ちが構えたときに汗がでて、血圧下がって、顔面蒼白。気づいたら息をしてなくて、止まってしまってこの場所から意識が遠のくような、気分になっていました。今は少し苦しな。っていうときはあるんですが、前のように爆発的に出ることがなくなりました。「最後にこの症状になったのいつかな?」と思い出そうとしたんですが、いつかはっきり思い出せないくらいでした。

そして今までマスクをしないと、人の目線が気になる症状もあって地下鉄などに乗るのが大変だったんですが、最近混んでない時間帯などは、地下鉄に乗ってもいいかな?辛いけど、地下鉄でいいじゃん。と前より構えずに乗ってる自分がいました。

そしてたま~にマスクをはずしてる時もあります。「改善してる!」とうちだ先生に言われて「そういえば改善してる!」と気づきました(笑)私のカラダは、少しづつ変わっていっています!

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