あなたの自律神経は完治したんですか?

もしあなたに「あなたの自律神経は治ったんですか?完治したんですか?」って聞かれたら、私は「良くなりました。でも完璧に治っていません。」と答えます。これを聞いて「えっ、自律神経が治らないなんてショック!」「さっきの体験記の話と違う!」と思ったかもしれません。

私はパニックを体験して実感していることがあります。それは自律神経は治すものではなく、うまくやっていくものです。

自律神経は心と深く関係しています。怒ったり、悲しんだり、不安になったりすると自律神経も乱れるんです。これは科学的にも証明されています。

じゃあ、心のコンディションを良くしたらいいと思いませんか?そうです。その通りです。ただ簡単に変えられないのが心です。私は心を変えるにはとても時間がかかると思っています。

心は自分の生きてきた年数分かけて、今の状態をコツコツ作り上げてきています。そして例えばどんなにネガティヴな心の状態だって、意味があってその状態を作ってます。何かから自分を守ったり、生き抜くために。なので心はとても硬くて強い意思でできているんです。強靭な心は、すぐに簡単には変えられないというのが私の考えです。


後ほど話しますが、私はある出来事があってから昔よりもずっと心のストレスが減って、ラクに生きられるようになりました。それでも今もまだ我慢やムリをする考え方が、心の奥に残っています。

そうなんです!心のコンディションがいつも安定して、いつも良いわけじゃないんです。自律神経が乱れる根本的な原因はまだ残っているんですね。

これが私が「自律神経は良くなったけど、完璧にはまだ治っていない。」といった理由です。

あなたは自律神経と、どうお付き合いします?

先ほどの理由から私は生涯を通して、自律神経とは長いお付き合いになると思っているので、完璧を目指すんじゃなくて自律神経とうまくやっていきたいと思っています。

また、今まで生き抜くために頑張ってきた心をムリに変えるよりも、その頑張りを受け入れていきたいと思っています。

自律神経との付き合いって、人との付き合いと似てると思って。完璧を相手に求めていたら、お互いのストレスがたまって共倒れです。いかにお互いの特徴を知って、足並みをそろえていくか?うまく帳尻を合わせていくかです。これによって不調が出にくくなるのが自律神経です。そしてこれが私が思う根本治療です。

現在の私と自律神経の関係。

私は自分の心にスポットを当てるようになってから、前よりも自律神経とうまく付き合えるようになってきました。そして前よりもずっと自分らしく生きています。七転び八起きで不器用すぎて、けっしてカッコイイ生き方じゃないですが、自分の成長を感じながら生きています。

自律神経もこれを喜んでくれているのか、乱れにくくなっています。アラフォーなので、体の不調はあれこれ出てきましたが、再度パニックにはなっていません。

人のことは無視しなくても、自分のことは無視してない?

私が本当の意味で自律神経とうまくやれるようになったのは、自分の気持ちに正直に生きるようになってからです。今まで自分の気持ちを無視しすぎました。この無視はイコール、自分のココロとカラダを大切にしないことに繋がります。そうです、自律神経の不調につながるんです。

もしあなたが「自分のことを大事にするってなんだろう?」とか、「たぶん大事にしてないな。」と感じるのであれば、これからお話しすることが何か、自律神経改善のヒントになるかもしれないので、

けっこうな文章のボリュームになるんですが、「番外編・私がパニックになった本当の理由!」をお届けしたいと思います( ´ ▽ ` )ノ

フリフリ人間。

実はパニックが良くなったあとも、変わらなかったことが1つありました。それは生きづらさ。人に嫌われたり、常識から外れるのがこわくて、本当の自分を出せずにいました。まわりの友人にも家族にさえ、明るくて悩みもない楽天家だと思われてきましたが、いつも心は鬱々してたんです。

本当の自分の気持ちを無視した生き方をしてたので、自分のことがさっぱりわからなくなりました。何がしたいのか?何が好きなのか?どうしたいのか?自分の人生なのに、自分の道を歩いてる感覚がまったくないんです。毎日が楽しくなくて、不完全燃焼。でもどうすることも出来ずにまわりに合わせて、いろんなフリをして生きていました。

〇〇のフリって、ストレスがたまります。本当の自分の気持ちを押し込めて我慢をしているので。いつのまにか私の中にはそんな自分に対する強い怒り、悲しさ、孤独感、否定感がうずまいていました。

そしてこの心の状態が原因で、人間関係、恋愛、仕事、進路選択、お金などいろんなことに支障がでました。

この不安定な精神状態をさらに隠しながら、平気なフリをして過ごす毎日。

心は自律神経とつながっています。心が辛いと自律神経が乱れます。そうです、私はこの根深いストレスが塵に積もって、パニックになったと思っているんです。

仕事やめたい。

この不安定な精神状態を日々隠しながら、仕事をし、恋愛をし、遊んでいました。ただ平気なフリはフリなので限界がきます。特に限界を感じたのは独立して、自分で鍼灸(はりきゅう)のお店をはじめてからです。人に雇われて治療をする仕事とはぜんぜん違いました。自分のお店=自分自身だったんです。

自分がないと何も打ち出せないんです。自分ていうものがない私にとっては、とても困難でした。次第に何を目的に仕事をしているのかわからなくなって、仕事をやめたい気持ちと強く葛藤するようになりました。

ただ悩みながらも治療の技術だけは、外に出て積極的に勉強をしていました。技術を磨くだけでどうにかなると思っていたからです。でもやっぱり「なぜこの仕事をしてるのか?」このことが心に重くのしかかります。考えても答えが出ない。

そして治療では、こんなことで迷ってる自分がお客さんに治療をしてることが申し訳なくて、より心が重くなっていました。でもそれを悟られないように、ギャップを抱えながら日々の仕事をこなしてました。

場違いだ、泣きそう、帰りたい!

仕事を楽しめない状態が苦しすぎて、どうにかしたいと思い、東京で開催してるある経営のセミナーに行くことにしました。今までは鍼灸の勉強しかしてこなかった私にとって、経営の勉強ははじめてです。


まず参加してすぐに思ったのは「場違いなところに来てしまった。」かなり後悔しました。帰りたかったです(笑)セミナーに参加している人たちは私と180度違い、お客さんへ熱い想いがある、芯がある、仕事もうまくいっている、イキイキした経営者の人たちだったんです。

ただこの場違いなセミナーが、のちに私の人生を根本から変えるきっかけになったんです。

恥ずかしさと涙で開いた、パンドラの箱。

私は35才まで1度も、自分の心の内を人に話したことはありませんでした。仲がいい友人に相談をされても相談をしたことは一度もありません。いつも鬱々とした考えや後悔は、自分の心の中にしまいこんでいたんです。相談をするという考え方もありませんでした。

今考えると、自分の弱さ、ダメさ、暗さを絶対に人に知られたくなかったんだと思います。ただついに私の心のバリアが破壊される時がやってきたんです。

それはセミナーで「人生の棚卸しをして自分の強みを見つける。」というワークをしたときでした。自分が人生で辛かったことを書き出すという作業があったんです。何才のときに何があって、何が辛かったか。そして辛かった原因は何なのか?これを書き出すことは私にとってすごく苦痛な作業でした。


なぜなら今まで暗い自分を出さないように生きてきたんです。辛いと思うようなダメな自分は必死に隠してきたんです。ペンを走らすたびに泣きそうなりました。でもここで泣いたら恥ずかしい。そんな大人はいない。私は気を紛らわしながら、平気なフリをして書いていました。

書き終わって気持ちも落ち着いた頃、さらに最悪なことが起きたんです。書いた内容をみんなの前で発表する。。。「人の前で恥をさらすなんて!」すごい嫌でした。

ついに私の番がまわってきました。あー本当にイヤだ。帰りたい。。。。。紙に書いていることを1つ1つ平気なフリをして読みました。


でもダメだったんです。平気なフリが失敗しました。抑えれない辛い気持ちが溢れて、気づいたら私はホワイトボードの前で泣いていました。

私、なんて場違いなんだろう。もう大人なのに、しかも知らない人達の前で泣くなんて。この気持ちがさらに恥ずかしくて、情けなくて泣きました。何をしても誤魔化せない。ダメで弱い自分を隠せない。

ただこのときの涙と一緒に、今まで閉じ切っていた私の心のパンドラの箱が開いたんです!

後悔を公開ブログをスタート。

その日の懇親会、同じセミナーを受けたメンバーから「可愛そう」と言われました。「可愛そう」という言葉がこんなにも惨めに感じるものだとは!はじめて知りました。(この言葉は生涯、人に使わないと誓ったw)

今日の私の様子を見たセミナーの講師からは、こんなアドバイスをされました。「お前は今日から、自分が知られたくないことをお客さんに話なさい。」「自己開示をしなさい。」

これを聞いたときに、「はっ?なに言ってるの?」と心から思いましたね。だってそんなことをしたらお客さんがこなくなる。ダメな人のところに来たい人なんていない。

ただ今の自分のままでは辛かったのと、もう隠す人生がこりごりだったので、不安な気持ちとは裏腹に、ダメな自分をおもっきり出したい気持ちが強くありました。

今まで毎日お客さんに向けた鍼灸ブログを当時書いていたんですが、キレイなだけで当たり障りがない文章だったので、「こんな文章嘘っぱちだ!」と思い嫌になり、一切書くのをやめたくなりました。そして一ヶ月間「後悔を公開ブログ」というタイトルで、今まで誰にも言えなかったドロドロとした後悔について綴るという、まったく鍼灸と関係ないブログを書きはじめました。

だっさい自分に、嫌気と爽快感。

ブログは自分の気持ちを正直に書きたいと思っていたのですが、正直になるということが本当に大変でした。なんせ今までと逆のことをしているので。苦痛すぎてぜんぜん言葉が出てこないんです。

ダメな自分を隠したい自分と、出してしまいたい自分との激しい闘いです。1つの言葉を書くのにすごい勇気が必要です。そして1つの言葉を書くだけで、ダメ自分、ダサい自分が浮き彫りになって泣けてくるんです。毎回泣きながらブログを書いていたのを今でも覚えています。


ただ不思議なことに書くのは辛いんですが、だんだん清々しさと、勇気を出して書いている達成感を感じるようになっていきました。

幸せそうに見えてたあの人も?

当初はこんなブログを書いてたら、ダメな人間だと思われる、信頼をなくす。という不安がとても大きかったんですが、しだいに「人にどう思われてもいい。私が書きたいから書く。」という不思議な強さと芯が出てきたんです。今思うと自分の意思というものが、はじめて育ってきたときだと思います。

ダメな自分を出したことで、いい反応が返ってこない人たちもいましたが、そんなことよりも嬉しいことがありました。それは一部のお客さんや友人たちから「実は私もそう思ってた。」という共感の声をもらったんです。

「まさか自分と同じようなことで悩んでいる大人がいるなんて。」正直驚きでした。こういうことを打ち明けるのは勇気がいることなので、勇気を出して教えてくれたことがとても嬉しかったです。そして自分が正直でいることで深く人と繋がれることを知ったは、この時が人生はじめてでした。

これをきっかけに私は誰と話すときでも、かっこ悪くてもいいから何かのフリをするのはやめようと思いました。

36才反抗期、レンジを回し蹴り

私のパンドラの箱が開いてから、自分の気持ちに正直になっていった私はどんどん荒れていきました(笑)36才反抗期です。

自分の心の中に溜まっていたドロドロしたものが、どんどん引っ張り出されてきました。また「後悔を公開ブログ」を書いているうちに、今まで自分が当たり前だと思ってきた感情に、違和感を感じるようになったんです。

あるときその違和感をネットで検索しました。そしたら驚くべきことがわかったんです。「私、アダルトチルドレンだ。」アダルトチルドレン(AC)とは、幼少期に受けた傷が大人になっても治っていなくて、仕事、恋愛、人間関係、健康、お金など人生全般に影響が出る人たちです。

ACのチェック項目に書いてることがほぼ自分に当てはまるんです。すごく驚きました。まさか自分の生きづらさに名前がついてるなんて。私は驚きと共にACにすごい興味が出まして、毎日のように本やネットでACについて熱心に調べるようになりました。

ACの原因で必ず出てくるのが親子関係です。これがまた自分の親との関係にとても当てはまるんです。しだいに私は「こうなったのは、親のせいだ!」と思うようになりました。


私が主に親との間に感じていた苦しさは、親に自分の気持ちを聞いてもらえなかったことです。否定されることや、ギャフンと叩き潰されることがほとんどで、「そうなんだ。」と共感をされた記憶がりません。人と比べられることも多く、バカだな。やっぱりね。ほらね。という言葉も多かったと思います。

今までは何をしても自信が持てないことや、自己肯定感が低いこと、見捨てられ不安があることを自分の性格だと思って当たり前に生きてきたんですが、これが親の育て方が関係していたことを知ったことで、親にすごく腹が立ってきたんです。

親に泣いて怒ったり、怒りのぶつけ場所がなくて電子レンジを回し蹴りしたり(笑)70代の母と取っ組み合いのケンカもしました。こんな感じで激しい反抗期が1年半は続きました。

正直な気持ちが何より大事。

この時期は本当にたくさん泣いて、後悔して、怒って、ひどい時期でした。親にも申し訳なかったと思います。

ただこの時にしっかりと自分の感情が出せたことは、良かったと思っています。もし今までのように気持ちに蓋をして我慢をしていたら、ずっとフツフツした気持ちが取れなかったと思うんです。きっとぜんぜん前に進めなかったと思うんです。

自分の気持ちをしっかり出すことが心の全ての土台だとわかったんです。正直な自分の気持ちを知ることがどれだけ大事なのかがわかりました。

パニックと孤独感。

私は昔から強い孤独感に襲われるときがたびたびありました。それは「私は誰にも愛されてない。」という強い孤独感が襲ってくるんです。

ある日の夜、布団で寝ているときのことでした。メンタル的に落ち込んでいるときに強い孤独感に襲われたんです。このとき「この孤独感って何なのか?」をつきとめてみたくなり、思いきって孤独に浸ってみたんです。

そしたら何年も良くなってたはずの、あの嫌なソワソワ感が突然はじまったんです。「マズイ!パニックになる!」かなり焦りました。パニックになる寸前であたふたしている中、ある言葉が急に浮かんできたんです。それは。。。

「私は誰からも愛されなくても、私は私を愛す。どんな私でもいい。私が私を愛す。」

とても衝撃的な言葉でした。こんなことは今まで一度だって、思ったことはありません。まったく私の中にない言葉が降ってきたんです。

私はパニックが怖くて必死にこの言葉にすがってました。何度も何度もこの言葉を繰り返してました。この言葉は今まで感じたことがない温かさがあって、気づけば嗚咽するほど泣いていました。そして知らないうちに朝まで眠っていました。

不思議なことにこの日から肯定感がぐっと増したんです。今まで肯定感なんてないも同然だったのに。

この経験から感じたのは、孤独の延長線上にパニックがあるんじゃないか?心の深い部分が体に影響しているんじゃないか?ということです。自分でも気にしてないような精神的な問題が、心にも体にも影響してるんじゃないかと実感したんです。

パニックと怒り。

もう1つ、パニックの原因を(自律神経が乱れる原因を)実感した出来事があります。それは母ととても激しくケンカをしている夢を見たときでした。

頭に血がのぼるほどに怒っていて、あまりに興奮して途中で目覚めたんです。そのときまた何年も良くなってたはずのあの嫌なソワソワ感が襲ってきました。「マズイ!このままだとパニックになる!」かなり焦りました。私は慌ててリラックスするように努めました。ギリギリのところで発作にならずに落ち着きました。

このとき自分の中にこんなに強い怒りがあるのを知ったのと、この強い怒りが自律神経を乱してパニックを起こしてるんじゃないか?と考えるようになったんです。

この2つの出来事から、自律神経を乱す根本原因は心の中にあるんじゃないか?そして心をケアしない限り、不調が本当の意味で改善することはないんじゃないか?と思うようになったんです。

スポットライトはあなたに。

私は生きづらさが原因でパニックになった経験から、心のストレスからくる自律神経の乱れは、自分にスポットを当ててあげることが一番必要な治療だと思っています。これは体にとってもこれからの人生にとっても、とても大事です。

もしあなたが今回不調になった原因が、自分の心にも関係があると感じているなら、ぜひ誰でもないあなたにスポットライトを当てて欲しいんです。そして自分の心の素直な気持ちを聞いてあげて欲しいんです。そして時に自分を勇気づけたり、ときには泣いて叫んで怒って、あなたはあなたのままを表現してほしいと思います。これがカラダの不調もこれからの人生も、根本から癒す治療になると私は確信をもって言えます。

自律神経に一番効く薬

私はあなたへの想いとして、元気になったらやりたいことにチャレンジして欲しいと思っています。そのための治療だと思っています。不調で出来なくなったこともそうですし、諦めてること、我慢してることがあったら叶えて欲しいと思います。

なぜならあなたがやりたい事は、どんな病院の薬よりも、はりきゅう治療よりも一番効く!あなたを元気にしてくれる薬だからです。私はあなたのチャレンジがとても楽しみです。ちなみに私も現在進行形でやりたいことを見つけ、チャレンジをしています。


さ!これで番外編を終わりたいと思います。私は山あり谷あり、七転び八起きの毎日ですが、自分の気持ちを大事にして、納得がいく道を選んで生きるようになってきています。あなたとは「自分らしさを好きになる同志」として、治療を超えてお付き合いでいたらと思っています!

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